無料で使える音声入力サービス:GoogleドキュメントとiOS

私は仕事柄タイピングする機会が多いので、手が痛くなることもあります。 だから自分のブログについては、なるべく手に負担のかからない方法を模索しています。

最近音声入力を使ってブログを書くことがあります。音声入力は昔は高額なソフトを入れなければできませんでしたが最近はフリーのソフトでもなかなか高品質な音声入力サービスを提供しているものがあります。私の場合は、音声入力についてはもっぱら Google ドキュメントを使っています。

Google ドキュメントの難点は、 ドキュメントの難点は、まず「句読点を入力できない」ことです。だから Google ドキュメントを使う場合は、文章を読み終えたらその後で自分で句読点を入れてやる必要があります。すなわちキーボードを手放すことができないというデメリットがあります。これに対し iOS では句読点を入力することができ、 自分のイメージした文章が入力されるので気持ちが良いです。手が使えない時は本当に便利です。

次の難点は 「Google ドキュメントは動作がもっさりしている」ことです。時々入力しても反応せず止まっていることがあります。Google ドキュメントは反応するのに時間がかかるので、ゆっくり読み上げる必要があります。

これらのデメリットを考慮しても私が Google ドキュメントを使っているのには理由があります。それは Google ドキュメントはインターネットに接続できる環境があれば、 Google アカウントにログインしさえすればどこでも使えることです。移動中でも インターネットに接続できれば入力できるので、例えば出張中などでも便利そうですね。クラウドサービスですから、いつでもどこでも接続できるというメリットがあります。自分のデスクトップを持ち歩かなくても良いわけです。


 Google ドキュメントの音声入力の質はだんだん向上しているようです。最初に変な漢字変換されてもその後の文脈を読み取ってくれるのでしょうか修正してくれることが多いです。背後に AI を使っていると思いますが、なかなかの 高性能です。

どんなにゆっくり読み上げてデメリットの一つである、「ときどき止まることによる入力もれ」を解消したとしても、「句読点を認識できない」というデメリットは解消できないので、 Google ドキュメントを使わなくてもよいときは iOS の使い、自分にとって精神的負担にならないようにうまく両方のサービスを併用しています。

最初にも記載しましたが、私は仕事柄タイピングが多いので個人のブログではあんまりタイピングしたくないんですよね。そのためブログの文章を短くなりがちでした。しかし音声入力だと手に負担がかからないので、気にせずどんどん文章を作ることができるようになりました。それにローマ字入力をしていると、どうしても自分の思考とタイピングに若干のタイムラグがあるような気がするのですが、音声入力だとタイムラグを感じず入力することができます。音声入力だとやはり大量の文章を入力することができるので、タイプする時よりもアウトプットの量が増えるような気がします。

これはデメリットもあると思います。今ですらインターネットには大量の情報が溢れています。玉石混交の情報の渦です。音声入力が主流になったらますます大量の文章が溢れて、その中から本当に自分が役に立つ情報を見つけ出すのが難しくなるかもしれません。

もちろん検索エンジンの利用する AI の進歩により、人々にとってより有用な情報が検索結果に表示されるのではないかと期待していますが、「自分自身も有用な情報を提供するように心がけなければならない」と思いました。